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ふじた矯正歯科クリニック
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専門医(日本矯正歯科学会専門医)

2018年、するっと、滑り出しました。
本年もご贔屓の程宜しくお願い申し上げます。
今、気に病んでいることが二つほどあります。

一つは、「専門医_日本矯正歯科学会」の問題です。
これは学会から出された課題であるいくつかの症例を報告して、見識・お力のある大変立派な重鎮の先生方に審査していただき、合格ならいただける資格です。矯正医としてはあまり興味がありません。ですが院長としては、興味おお有りです。きっと営業上有利だろうなー、という理由からです。一般の方は何かを指標にして矯正医を見つける訳で、学会のお墨付きならいい先生だろう?!と思うのは自然なことです。それならば!と偉い先生方のご意向に沿った形でいろいろ資料を整えることだってやぶさかではありません。しかし一つ問題が。

外科矯正(外科手術と矯正治療を合わせてする治療)の症例を提出しなければならないという条件です。

私は大学病院に9年間身を置きました(初診担当医にもなった)ので、外科矯正症例も数多く経験させていただきました。外科矯正は比較的多くの場合、まず準備の矯正を行い、次に外科手術で適正な位置へ骨を移動させ、その後必要に応じて手術後の咬み合わせの補正を矯正で行うという手順で行われます。大学病院在籍当時、手術後の矯正治療はいろいろと本当に大変でした。そのなかでたどり着いた私の結論は「外科矯正は診断(含シュミレーション)と手術の技術で成否が決まる」です。そう、外科手術が大きな部分を握ります。それもそのはずで、矯正治療は骨縛りなのです。一般的に骨格が矯正治療の仕上がりを大きく左右するという意味です。ということは、治療の成否は骨を移動させる大学病院(外科)が握り、最終的な治療結果は個人医院(矯正)と患者さんがもつという見方も出来る状況になってしまいます。それらのことを考えるとやはり同施設内にある外科と矯正科で喧々諤々しながらでも良い治療結果をたぐるというのが理想的な診療体系だと思います。
手術が計画通りいけば何の問題もありません。ここではリスク回避できない場合のことを書いています。だってその患者さんにとっては一生に1回の矯正治療なのです。というわけで開業以来当院では外科矯正の患者さんを受け入れる体制はとってきませんでした。
しかし今のまま外科矯正の患者さんを診療しなければ、専門医の資格はとれない・・・。どうしましょうかねーー。

もう一つは、「ネットに症例写真を出せないようにしよう」とお偉いさんたちお役人たちが動いていることです。国民を子供扱いして、医療の生の情報を患者さんたちが触れられないブラックボックスにしまい込むつもりのようです。利点欠点を鑑みてこのことが本当に国民の利益になるのでしょうか?これについてはまた書きたいと思います。

なんだかレジスタンスな感じでやばいですが^^;今年も患者さんの利益になるような情報を発信できるよう、怠惰な自分をはげましつつコツコツやっていきたいと思います。応援よろしくです^^;