矯正歯科 東京都調布市 ふじた矯正歯科クリニック 京王線調布駅北口徒歩2分 府中市/多摩区/三鷹市/稲城市/

大人の歯と
子供の歯が
混じっている時期
(混合歯列期)の
矯正治療
Smile
 

1.はじめに

 小学校の歯科検診や一般歯科の歯科医に矯正治療を勧められた親御さんには、様々な情報が飛び込んできます。お友達の親御さん、特に年上の兄弟がいる親御さんからの情報・経験談、インターネットでの情報、書籍からの情報、一般歯科の先生からの情報などが挙げられます。あなたはどの情報をチョイスしますか?

2.矯正治療の開始時期

 お子さんに矯正治療を受診させる目的は何でしょうか?


大人になったときに「歯並びのいいお兄さん,お姉さんにしてあげる」ことではないでしょうか。
(良い歯並びだった思い出を、お子さんに作ってあげるためではないと思うのですが・・・)


では、その治療結果にたどり着くところから逆算して、治療の開始時期はいつが良いのでしょうか?


とにかく早いうちに動かしましょう!という考えもあるのかもしれません。
しかし、まだ小さいうちに既にはえている永久歯だけを並べてみても,これからはえてくる永久歯が自然にいい位置に並ぶか、否かは誰にも分からないのです。


そこで,歯がはえてくる度に装置を増やしていくという考え方もあるのかもしれません。
その場合、子供たちはいったい何年装置をつけていなければならないのでしょうか。
中学生になる位まではえかわりは続くのです。


さらに、骨の成長、特に下あごの骨の成長は、身長が1年で10センチくらい伸びる時期とリンクしているようで、お子さんの咬み合わせをじわじわと変化させていくのです。


これらの観点から言えば、矯正治療の開始時期は、全ての乳歯が永久歯にはえかわり(中学生になる位)、顎の骨が成長のピークを超えてから(中学生になってから)、つまり、はえかわりや骨の成長などの変化の要素がほとんど無くなってからが最適と言えるのではないでしょうか。


しかし一方で、どうでしょう、小学校のうちから装置をつけている子供たちはたくさんいますよね。もちろん当クリニックにもいらっしゃいます。ではこの時期に治療を受ける場合は何を治すのでしょう?この時期の治療目標は何でしょう?


第一に骨格の補正にあります。上の歯がはえている土台である上あごの骨と、下の歯がはえている土台である下あごの骨は全く別の骨です。別な骨だけに上あごの成長が弱くて下あごが前になってしまっている(いわゆる反対咬合、受け口)お子さんや、逆に下あごの成長が弱くて上あごが前にあるように見える(いわゆる上顎前突、出っ歯)お子さんもいます。これらあごの成長の問題を矯正装置でサポートすることによって、上下のあごの骨をバランス良く整えることが可能です。
しかし、そのような骨格の補正は骨がたくさん成長している時期にしか出来ません。
成人になってからでは、矯正治療のみでは、改善できない場合もあるのです。
もしお子さんのご心配な点や点検をご希望でしたら遅くとも小学校2年生になる頃までには一度医院へいらしてください。
チェックさせていただきます。

土台である骨の部分が適正な位置であれば、最終目標に向かって非常に大きな前進になるのです。


第二に歯槽骨(歯並びの骨)と歯の大きさ/本数のアンバランスが挙げられます。骨全体が成長している間なら歯がはえる骨の部分(歯槽骨)を拡げることが、限界はありますが出来ます。現在歯並びがガタガタだったり、永久歯が入りきるスペースがない状態でも矯正治療によって改善することが出来ます。しかし忘れてはいけません。そうです、目標は「歯並びのいいお兄さん、お姉さん」です。歯槽骨を拡げて何とか永久歯が収まったとしましょう。そのときに上あごと下あごの位置はバランスが取れた位置にあるのでしょうか?適正な位置で上下の歯がきちんとかみ合っていますか?また,咬み合ってはいるものの前歯の角度が大きく前方に傾いていませんか?最終目標をクリアすることに前進したのでしょうか?やはりここでも「とりあえず骨を拡げて」というような場当たり的な治療はお勧めできません。総合的に判断して最終目標へ進んだ方が患者さんの負担は減るはずです。


そして第三に歯の位置異常が挙げられます。この問題のほとんどは成長を待ってからの治療でも改善できます。しかし、問題の歯がはえている位置によっては、咬み合わせが強くなり歯が大きく磨り減ってしまったり、咬み合う歯の歯肉が下がってしまったり、下あごを左右に動かすときに歯がひっかかってしまったりと障害が少なくない場合もあるのです。このような場合には、永久歯になってからの治療に先立って治療を行うことがあります。多くは数ヶ月、長期の場合でも1年程度で改善できます。


上記以外でも、歯の問題は、機能や成長の問題だけでなく、気持ち・心の問題である場合もあるのです。本人が今の歯並びを気にしている場合、成長が終わるまで待つことは必ずしも得策でない場合があります。見た目や発音、知人の心無い一言など本人の悩みが比較的深い場合もあります。いずれにしろ歯の問題だけでしたら数ヶ月の単位で動的治療を終了できるはずです。

3.費用

 乳歯列期や乳歯と永久歯が混ざった混合歯列期の基本矯正料は一律¥315,000です。難易度や装置の種類は矯正医の意見が反映されやすいところです。それらによって矯正料が変わるのは親御さんにとって納得しづらいのでは?!と考えて当院では一律のワンプライスにしました。
そして、混合歯列期の矯正治療だけでは「歯並びのいいお兄さん、お姉さん」に(予定通り)なりきれなかったお子さんや、ほとんど問題ない範囲だけれどせっかく一回目の治療をしたので最後の仕上げまで治療を受けたい方は、永久歯列期の治療費(現在は¥630,000)との差額(¥630,000−¥315,000=¥315,000)で永久歯に生えかわって成長が落ち着いた段階での矯正治療を受診していただくことが出来ます。
もうひとつの考えとして、1回目の治療で骨格などの大きな問題が改善され、100点ではないけれどほぼ満足のいく歯ならびになったとのお気持ちであれば、無理に2回目の治療に進まないという選択肢もあると思います。その場合でも、将来本人や親御さんが気になった時は、是非当院へ戻ってきてください。その時点での差額で成人矯正の診療をいたします。

4.永久歯矯正治療の開始時期

 ココまで、長い文章を読んでくださった方ならすでにお分かりですよね!


そうです。永久歯矯正治療の開始時期は、全ての乳歯が全て永久歯にはえかわり(中学生になる位)、顎の骨が成長のピークを超えてから(中学生になってから)、つまり、はえかわりや骨の成長などの変化の要素がほとんど無くなってからになります。


当院ではよほど特殊な事情がない限り、小学校5・6年生で永久歯列期の治療を開始することはありません。
なぜなら、はえてない歯は並べられませんし、歯の位置が土台ごと動いているのに、最終的な判断は出来ません。
特に歯を抜く治療の場合は慎重であるべきだと思います。


この頃には、「とりあえず顎を拡げた」「内側にはえた歯を前に出しただけ」「反対咬合で、骨の治療はせずに上の歯を前に動かして出した」治療の結果が出てきているはずです。


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