舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)

BACK OF THE TEETH

リンガルブラケット矯正装置

裏側の装置は、少し無理をした装置です。
上の歯の裏側に装置をつけてしまうと、口をあいているときは良いですが、口を閉じると下の歯が上の裏側の装置に咬み合わさってしまいます。普段から下の前歯が上の前歯に少ししかかぶさらない人はいいですけど・・・。そうでない人は奥歯にレジンを盛ったりして(!!)前歯が咬み合わさらないようにしながら、裏側の装置をつけたりもするようです。また装置とのぶつかりを避けるために、歯の裏側の出来るだけ歯肉に近い位置に装置を付けるため、日々のブラッシングや自然の自浄作用を妨げることになります、歯の長さが短い人も舌側矯正には不利な条件かもしれません。
装置はとても小さくなってきました。ですが、適応症があると思います。
職業的に(?!)表側に装置をつけると重大な不利益がある人(あんまりいないように思うのですが…)や、精神的にどうしても表側の装置及び金属色に耐えられないという方には、良い装置だと思います。
皆さんはどう思われますか?
乙女心がわかってないですか?スミマセン。
いずれにしろ利点欠点をよく知っていただいた上で患者さんに選んでいただきます。
治療方法が決定したからには、選択された装置を使って、極力短期間で良い仕上がりを実現すべくがんばります!

 

LINGUAL SIDE

舌側矯正
(リンガルブラケット矯正法)
の治療例

初診時

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初診時年齢27歳の女性でした。お仕事の関係上、裏側の装置にして欲しいという方でした。歯が前に傾いており口元が出たカンジが主訴でした。

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初診時口元

もともとおきれいな方でしたが、口元がもったいないカンジでした。

装置

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装置-正面

上は裏側、下は表側の装置を選択されました。第一小臼歯を4本抜歯して治療を開始しました。写真は治療の終盤です。

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装置-咬合面

ご本人のご希望もあり、小さ目の装置を使いました。

終了時

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約2年0ヶ月で治療目標を達成しました。持ち前の明るさと、行動力でご活躍されることを 影ながら応援しております。

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終了時口元

治療前と比較して、より美しい口元になったと思いませんか?