2026.06.16
日常
いいきり
プールへ向かう車内で何となくラジオを聴いていると、ドイツ人女性のコメンテーターの方が フェアな言動はセクシーじゃない、いわゆるポピュリズム的な断定的言動はセクシーだし面白い 、と話されていました。そういう話にセクシー??って尺度がなかったなーと思いながら数日その言葉が引っ掛かっていました。そして”ポピュリズムはセクシー”は私にもじわじわと浸透してきました。私も「自分の業界に変換すると理解しやすい」という例の方法を使ったのです。
このことを矯正治療の一例で考えてみます。どこかの動画のタイトルになりそうな「子どもの歯並び、まずはアゴを拡げましょう!」「子どもの矯正もマウスピースで!」「子どもの矯正、プレ○○○で!」などの情報を受けて「そうなのか!これで安心」みたいな話をよく聞きます。しかし、患者さんの状態は千差万別です。けっして通り一遍の表現ではなく、本当にお一人お一人違うのです。お一人お一人の顔や骨、歯の状態をよく診てご希望もお聞した上で、お一人お一人に合う方法を模索するのが自然です。最適解と思われたその方法をとった場合でさえ予測困難な「成長」という変化によって微妙な結果を迎えることもなくはない。そのことをケースバイケースで不確定な要素として成長発育が…のような説明した場合、「で、結局どうなの?」「なんだ、この先生はよくわからないってことか」「先生がおっしゃりたいのは子供の矯正はやらなくていいってことですよね?(そういう意味ではないんだけどなぁ…)」という具合に真意が伝わりにくいし、クリアカットじゃないからスッキリしないし、聞いた内容を誰かに伝えずらいし、魅力的でないし、セクシー?じゃない。
まぁ、世の中、そんな風に出来ているのかもしれませんね。しかし、そうはいっても医療だからなー
