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2017.11.27

医院のこと日常

みやした

NAS(Network Attached Storage)ネットワークアタッチドストレージ、院内ネットワーク上の共有データを溜めておく装置がとびました!それはハードディスクが4つ連なって互いにコピーをつくり合い、1つハードディスクが壊れても他の3つにコピーがあるから大丈夫^^という装置です。しかし、今回はその装置自体が壊れた!!どうなっとるんじゃ。レントゲンなどの生データは個別に保存してあるものの、診断のために夜な夜な加工したデータが全く見られません。患者さんに少しでもわかりやすい説明をと、スタッフ総出で作っているデータで、私の中ではもはや一人ひとりの患者さんに対しての思い出の一つです。
そんなデータなので何とか救済したいのですがシロートができる訳もなく、諦めてプロの方に頼むことにしました。検索して大手らしきデータ救済の会社にTEL。何だかいまいちな反応、親身じゃないというか。「だいたいどれくらい費用がかかるものですか?」「最低30万、まぁ50~70万、複雑な場合は100万円を超えたこともありますねー」最後の伸ばす感じに「くうっ」と思ってしまう我が狭き心。ココは無いな。悔しさから本気で検索し始めました。おっ、なんと定額!!2通りで10万円or18万円。値段で引っかかってここのホームページを読みだすと丁寧に現状の把握の方法や解決方法について書いてあります。ここに電話してみるかぁー。男の人が電話対応。状況を説明しいくつか質問をすると丁寧な説明で、もしやイイ人では?!という期待を抱かせます。私が診療している最中に、スタッフに秋葉原へ出張していただいてNASを運んでもらいました。会社へNASを渡してから3時間後くらいにさっきの担当?!から電話をもらいました。状況を解析した結果、データ修復費用は18万円で1~3日(祝日をはさむので)かかるとのこと、また、ほとんどのデータを救済できるとの予想を電話受付のときと同じ人から告げられました。3日はつらいなー、だって次の患者さんの診断が迫っています。しかし、この担当の人からは手抜き感が感じられません。「わかりました。宜しくお願いします。」担当を信じて、あえて「急いでやってほしい」という言葉はかけませんでした。3日を了承したんだから、まぁ3日間かかるんだろうなーと覚悟はしました。
次の日。昼過ぎに電話がありました。「作業が完了しました!」さらに細かいデータの中で起こっている可能性がある不具合についてや事務的な説明が続きます。成功を断定じゃないカンジや理路整然とした説明、やっぱり信用できる感じ。その後スタッフに再び秋葉原へ運び屋として尽力してもらい、NASと救済データを入れてあるハードディスクが生還しました。完璧にデータが修復されています。ありがたい、よくやった!スタッフが担当の人に「早かったですね?」と尋ねると、閉店後、夜遅くまで作業をしてくれたとのこと。「先生がなんだか急いでいるような感じがしたので・・・」そう言えば私は生粋のサトラレでした・・・。こんな忖度ならありがたい!一貫して担当してくれた男の名は宮下さん。後輩と同じ名前なこともあって、呼び捨てで「みやした、えらいっ、よくやった」とデーターを確認しながら何度も言ってしまいました。