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ふじた矯正歯科クリニック
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ナラティブ・ベースド・メディシン(メディスン)

矯正治療の講習会に参加してきました。
日本で矯正歯科の講習会といえば、業者が売り出している矯正装置の説明会のような講習会がほとんどな訳ですが、私の恩師が行っている講習会は一味も二味も違います。

「何故、歯並びが気になるのだろうか?歯並びが悪いと虫歯、歯周病、あるいは顎関節症などになり易いからだろうか?これは、巷でよく囁かられている話しです。本当だろうか?そんなことよりも心の奥底ではもっと快適な生活がしたい、健康な人生を送りたいと考えて、歯並びを考えて、な人が多いのではないでしょうか。」講習会案内文より抜粋

その通りですよね。ただ一方で、姿勢がどうだ肩こりがどうだこのままだと歯が抜ける…などと患者さんに囁いたり時には声を荒げたりしているのもまた国家試験に合格した歯医者だったりするらしい(患者さんに聞いた話で、私は実際に聞いたことはない)。そんなかんじで、人に追い込まれて、不安にさせられて行うような治療じゃないですよね、矯正治療。

「米国の精神科医A.Kleinman は、この「物語」に注目すべきで、病気を「疾患(disease)」と捉えるのではなく、「病い(illness)」として捉え、患者さんのQOL の向上を目指すべきであるとしてNarrative-based Medicine(NBM) への転換を唱えています。」講習会案内文より抜粋

私の矯正治療では問題・患者志向型の医療(Problem(Patient)- Oriented System;POS)を実践してきました。主訴を深掘りし(ちょっと嫌がられることもあります^^;)、治療のゴールは一つではないとお話しし、できる限り複数の方法を提示して、患者さんと一緒に治療のゴール、方法を話し合って決めてきました。
ナラティブでは、さらに患者さんの語りに注目し臨床にあたろうということです。患者さんの希望が私が学んできた矯正学、歯科学から大きく逸脱するような場合にはお答えできないこともありますが、そうでない多くの場合では、患者さんの気持ちを尊重して、またお節介としてSNSなどに誘導されてしまった価値観のカウンターも発信しながら(この辺の塩梅が難しい)、健康に寄与できるように精進していきたいと考えた次第です。

おやすみムーミンシリーズ、その後。第一希望だったムーミンパパをゲットしました。正々堂々のガチャガチャではなく、大人の知恵で購入しました。