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2021.08.22

日常矯正治療ー気持ち

夏休み2021

祝日や定休日を絡めたりしながら、小分けに夏休みをいただいております。
デルタ株が猛威を振るう中なので、家でのんびりリ過ごしています。50肩もピークを越えたようで、可動域が増えてきました。良かった^^

まあ、いつの休日もそうですが診断をするためになんだかんだ資料を持ち帰ってきているので、完全オフというわけでもなく、嫌になったらやめる程度のペースで家でも仕事したりしています。
仕事は仕事できちんとやって、プライベートはプライベートで充実させる、何ならプライベートのために仕事するという方もいらっしゃいますよね。能力が高い!

矯正治療は仕事と趣味がゴッチャになりやすい職種かもしれません。どこまでやっても終わりがない。しかし実際の治療ではタイムリミットがあり(例えば3年半かければそりゃーキレイになる)、その中でいかに治療結果を高めていくかという種目です。術者がかけたいだけ時間をかけてどこまでも細微に完成させることが良いとも言えません。それは、工芸品とは違って歯は一生動くからです。さらに治療結果の高まりを消費者である患者さんが認知しずらいという事実があり、そのため術者の自己満成分が増えていくことになりやすいのです。
だからと言って、どうせ分かんないんならコレくらいで良いっしょ、とやってしまうとこれまで積み上げた臨床への情熱が揺らぎだす。しかし。たいして望まれてないこと(状況を説明すれば望む人も増える)を掘り起こして治療することで、やたらと経営効率を下げているのは健全なのか?っていうのもある。かといって、コンくらいで満足でしょ、と自分に言い聞かせてもう少しここに手間をかければわずかだがさらに良くなる!の情熱を手放せそうもありません。
ん-、いつまでやるんだこの生活。

そんな私なので、仕事ばかりじゃなく趣味を持ちなさい、老後が大変よ、などとアドバイスをいただくわけです。自身の社交性の低さも相まって、趣味もない孤独な老人になっていくのはキツイなーと自分でも思うのです。今のところは趣味という趣味ももてず、ただただ生活を営むだけですー。そんな夏休み^^;

7月の休みに訪れた某美術館の廊下で、ウチの待合室と同じ椅子に遭遇。親近感がわきます。