2025.01.03
日常
年初におもう2025
本年もよろしくお願いいたします。
睡眠時間が短いと耳鳴りをするようになりまして、それでもだましだまし装置を外した次の日までに私がリテーナーを作り続けてきました(20年!)が、体も大切、外注で一番大手の歯科技工所へ製作依頼するようになりました。すべての歯科技工書に絵をかき注意事項を記入して発注しますが、思ったものは出来てきません。会社の人に何度か相談しながら現状の確認と改善策を提案してきましたが、結果は芳しくありません。私の臨床使用可能ラインを下回ると技工費用を払ったうえで私自身が作り直します。なかなかの修行。昔なら「どういうこと?!」になっていたと思いますが、年をとるとは恐ろしい「あー、はいはいはい」になってる!
しかし、ここまでの力はあるのに何で理論立てて考えないんだろう?
ただ、こういう場合に悪いのはだいたい歯医者だったりします。いろんな意味で歯医者の都合のいいように注文を聞いて作っているうちに技工士さんに手癖がついちゃったんじゃなかろうか。こういう風に作っとけば歯医者はOKなんでしょう?!、と。手癖じゃなくて頭で指示しながら手を動かすのには訓練が必要です。また、こうしたい!というはっきりした意思やそれを成し遂げようとする粘り、そして時間が必要です。他人のためにそうしてくれる人はあまりいないと感じています。どんな分野でもそうか…。
デジタル化は前述の部分を担ってくれる期待の分野ですが、現状は外部発注のやり取りや外部での作業がデジタルになるだけで、その部分は何も変わりません。そうなると出力は外注するとしても、せめて自分自身でデジタルの設計が出来るシステムを構築しないと意味がない。その際、設計ソフト(アプリ)がどのような情報を教え込み・構築されているのかを認識して選択してから使用しないと頭で指示したことにはなりません。早いうちにAIに置き換わる分野になっちゃいます。そんなことでアメリカの矯正はナラティブやシナリオベースに変化していったのでしょう(よくは知りませんが、そう書いてある気がする)。日本はいまだにセファロのレントゲン計測がどうとかやっていますが・・・
そうなんですよ、歯科の話題を書き始めるとなんか話がね、もうやめときます^^
本年も私に託してくれた患者さんの期待に応えるべくコツコツやってまいります。患者さん(ご家族も)、スタッフ、不肖私で頑張ってまいりましょう。