2021.09.24
日常
模型の整理
開業から17年ともなりますと患者さんの歯型から作った石膏製の模型がなかなかの数になってきます。自宅に模型を保管する小部屋を作らなければならなくなるほどです。しかし、その部屋の棚も空きが減ってきてしまいました。3Dデータ臨床普及時代の到来を待ちわびていたんですけどねーー。古い模型から整理しなければパンクしてしまいます。治療前・後の模型は出来れば廃棄したくありません。さすれば、検査・診断はしたものの治療には進まなかった方の模型を整理していこうということになりました。2012年より前に採った模型を破棄しました。これからも追って破棄していく予定です。
患者さんの背中を押さない私は、模型を整理しながら あー、この人診断したなー、治療してれば人生変わったのに とか 他の医院で治療してたらちゃんと治してもらえたかしら? とかグズグズ考えてしまいました。背中を押さない理由は、矯正治療には大変な面や治療によるリスクもあるからです。できるだけニュートラルな情報を患者さんにお渡しして、患者さん自身に人生の決断をしていただくようにしています。大袈裟ですね。でもそういう一面があると思います。
というわけで、ご自身の矯正的な情報が欲しい方は、診査・診断(¥46,200)をお受けになることをお勧めします。良くも悪くも背中は押しませんのでお渡しした情報をもとに、心ゆく迄治療をするかしないか悩み考えてください。あっ、押してほしい方は、竜平イズムを発揮して「押すなよ、絶対押すなよ、絶対だぞっ」と分かりやすく主張してみてくださいね。