2016.01.15
日常
花嫁の父(親戚の叔父さん位?)
彼女は22歳の頃、歯科衛生士として2件目の勤務先医院であるふじた矯正歯科クリニックで勤務しはじめました。歯科衛生士として学術的な勉強も”少し”してみたい、というのが当院を選んだ理由の一つに挙がっていました。”少し”なら教えられるかなと思って、彼女と一緒に勉強を始めたわけです。私の歯科情報への嗅覚と無駄に図書館にいて「とりあえず出版されてる本は片っ端からペラペラ読み」の貴重な?!経験を活かし、各分野の読むべき本は定まっていました。そして、もともと読書家の彼女はみるみる知識を吸収していきました。免疫などのコンガラガリそうなものは、診療の合間を見つけて二人で読み合わせをしました。
ウチの医院では、歯科衛生士には矯正治療本体に手を出させません。歯周病の初期治療やメインテナンスを主な仕事として担当してもらいます。そして、私達で身に着けた知識をベースに、指導に来てくれている小森歯科衛生士から地に足のついたメインテナンスを教育していただきました。また小森さんと杉原さんが主宰する歯科衛生士の勉強会、ABC研究会の講習会にも積極的に参加し続けました。
時間がたつのは早いもので、彼女がウチに勤務し始めてから〇☓年が過ぎ、立派に患者さんのお口の健康を維持できる歯科衛生士に成長した彼女が、この度ご結婚されました!めでたい。いやー、めでたい。診療日の昼飯はほとんど一緒に食べ、お菓子を買ってきては盛り上がったり、みんなで焼き肉に行ったり、たまには勉強もしました。私が怒って気まずくなった時もその日のうちに水に流してくれました、その感覚は友人であり家族に近いものです。ご両親には申し訳ありませんが、うちから嫁に出したような心境であると同時に、友人の一人としてもご夫婦の幸せを切に願う気持ちなわけです。これからも私の診療の良き理解者として、いろいろな形でウチの医院にかかわり続けていただけたら幸せだと思っています。 2016年 新春