GREETING
ホームページをご覧下さってありがとうございます。院長の藤田でございます。
卒業後、矯正歯科を専門に診療、研修してきました。大学病院では1年の臨床研修後、矯正科に8年間在籍し、口腔外科、補綴科、インプラント科、歯周病科や小児歯科と連携して多くのケースを経験させていただきました。
同時に出張先の一般歯科クリニックでは、各地域の方々の診療をさせていただきました。また、審美歯科クリニックでは主に補綴のための準備治療も経験しました。
現在開業して7年目です。 微力ながら、皆様のお役に立てるよう精進してまいります。宜しくお願いします。(2010.初夏)
1
貴院より矯正治療をご検討中の患者さんをご紹介いただくことがございましたら、
矯正相談をご希望の患者さんに紹介状をお渡しください。
その際に、当院の電話番号042-489-8849をお伝え下さい。
その後、患者さんご自身に、予約の電話をしていただければ「無料相談のご予約」をとらせていただきます。
(もちろん貴院受付よりのご連絡も賜ります)
また、ホームページからは24時間、web予約でアポイントの状況を確認したり、直接ご予約いただくことが可能です。
※事前に、当院パンフレットをご希望の医院様は、メール又はお電話いただければ、お送りいたします。
2
矯正歯科に来られる患者さんは、一般的に「病気とは、また違う状況」であると考えています。
歯並びを治さないと何か非常に重大な問題が起こるというような、話し方はしておりません。
環境を良くする治療ですよ、とお話しています。
また治療開始時期に関しましても、当院来院時が治療開始に適した時期とは限らないと思っております。
僭越ながら専門医として、各治療開始時期による複数の治療パターンをご説明いたします。
その日は、それでお帰りいただいて、家族会議の結果、現時点での検査診断をご希望の患者さんには、お電話等でご予約いただくことにしています。しかし、患者さんからのご希望がおありで、コチラの予約状況が合えば、お話を聞いていただいた後、当日検査を行うことも可能です。
3
矯正治療のための基本的な検査をいたします。顎運動の機械的な記録や筋電図など複雑な検査は出来ません。スミマセン。開閉口状態の確認や、顎関節や周囲筋肉の触診等はいたします。
診断は、成人の方で1時間から1時間半をおとりしています。
患者さんの歯並びに関する問題点や特徴を抽出し。プロブレムリストをまとめます。
さらに、問題点に対応したいくつかの治療方法を提示し、その方法の各利点・欠点を挙げ、一つ一つご説明します。その上で、矯正をやらないという方法も含めて考えていただきます。
2次元ではありますが、動いた歯の予想画像を各治療方法について作成・提示します。また、口元の変化の予想画像もディスプレイ上で提示いたします。
患者さんと一緒に現時点での問題点を確認し合い、治療方法やその利点欠点を話し合った上で、矯正治療のゴールを決めていく作業が、矯正治療で最も重要だと考え、大切にしています。
ご依頼くださった先生へ、診断の概要および資料をご報告書にてお伝えします。
4
矯正のための抜歯を、ご依頼することがあると思います。主に小臼歯ですが、場合によっては他の歯種をお願いする場合もございます。ご高診のほど、宜しくお願いいたします。矯正治療のための抜歯は、自費になると患者さんに伝えます。
5
矯正治療は、藤田が直接担当しております。代診の歯科医に依頼することはしておりません。責任を持って診療させていただきます。尚、予防処置は歯科衛生士に担当してもらいます。
矯正治療のシステムはいろいろな流派があります。私は基本的には.022プリアジャステッドブラケットシステム・ストレートワイヤーテクニック、スライディングメカニクスを選択しています。アメリカで(たぶん世界中で)最も広く使われているもので、シンプルな上、再現性が高いシステムです。
以上のような利点があります。術者側としてはワイヤー曲げをあまり行わないことなどからストレートワイヤー法といわれますが、必要に応じて患者さん一人一人に合わせて微妙な調整を行います。
また最近では大臼歯部(奥歯)にも矯正用バンドを極力使用していません。 理由は、歯周病のコントロールに大変有利だからです。欠点としては、脱落があることです。 最近はレジン強化型グラスアイオノマーセメントでつけるようにしています。従来どおり矯正用バンドを、レジン系接着剤でつけた場合、矯正治療後に矯正用バンドの前後の歯と歯の間(隣接面)の接着剤をはがすのが、困難だと経験しています。口を開いてる患者さんも大変です。 これからも 最良の方法を、慎重にチョイスしていきたいと思います。
矯正用接着剤は、リン酸エッチングでの歯面処理行わず、レジン強化型グラスアイオノマーセメントを使用しております。
接着剤使用前の歯面処理後の電子顕微鏡像
左は通常の接着剤を使う前、右は当院使用の接着剤を使う前
(メーカーホームページより引用)
目指す矯正治療のゴールは以下のようなものです。出来る限りこれらの治療目標へ近づけていきます。
骨格的な問題などで、改善できない場合は、事前に「ココの部分は治せません」とお話させていただきます。
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治療前のむし歯と歯周病のレクチャーから始まり、虫歯のなりやすさのテスト、ダイエットクロックのインタビュー、歯周病の検査、バイトウィング撮影、ブラッシング指導、スケーリング、PMTC、フッ素塗布など一般的な予防歯科メニューをほぼ全ての患者さんに行っています。毎月の矯正治療の際にもクリーニングと必要に応じてフッ素塗布を行います。
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私たちの歯は、非常に僅かですが日々動いています。矯正しなかった人も、矯正治療が終了した人もです。その方向や移動量は様々な条件によって変わっていくものと考えていますが、今の科学ではその要因・条件について十分な説明をすることはむずかしそうです。臨床的には保定装置をつけている間は歯の大きな位置変化はありませんが、たとえ20年間保定装置を使い続けた後でも使用をやめてしまえば歯の位置変化には逆らえない場合もあるようです。矯正をする前の歯並びに戻ってしまうことはないでしょうが、少しの(生理的な?)変化はある程度覚悟しておいたほうがよいのかもしれません。患者さんそれぞれに変化の受け止め方が違うのでなんともいえませんが…少しでも歯が動くのが嫌で、矯正治療によって得られた歯並びをピッタリ保ちたいということであれば、保定装置を1週間に数回、夜間だけでも使用し続けることをお薦めしています。